German Armored car "Sd.kfz.247"(Sovereign 1/35)

親分車(Sd.kfz.247)



ドイツ軍装甲車Sd.kfz.247(後期型)です。

前期型は6輪トラック・後期型は4輪乗用車(ホルヒ)から改造されました。
偵察大隊の指揮官車両として開発され
各大隊に1両ずつ配備されたそうです。
生産台数は前期型10両、後期型58両と少なく
あまり馴染みのない車両だと思います。
資料も少ないようです。

でもかっこいいです!
ヘッドライトが下気味についているとこなんかエエですね〜。

Sd.kfz247 ソブリン 1/35 レジンキャスト&メタルパーツキット
フィギュア キット付属のモノとG−コンバットシリーズから グンゼ 1/35
4号戦車車外装備品セット タミヤ 1/35
丸リベット ウェーブ
その他 ジャンクパーツ・真鍮線・真鍮パイプ・アルミパイプ・紙など



良いキットです!
レジンの方はモールドが立って気持ちいいです。
湯口の処理だけすれば十分です。
メタルパーツはちょっとダル気味・・・。
メタルパーツってのはこんなモンでしょう・・・。
車外装備品はタミヤ4号パーツからとるつもりです。


  下から

気になるのは重さです。
資料が少なく車体内部はわからないようで、
キャンバストップで蓋してあります。
そのためレジンのムクでとても重いです。
その分変形も無いようですが・・・。
サスまわりはメタルで構造も重さに耐えそうに見えますが
このままだと、きっとヘタってくると思います。

軽くしようと思って裏からモーターツールで掘り返しましたが
時間と手間がかかります。
「展示するときはジャッキアップ(台にボディーを置く)すればいいや」
「ディオラマ化する時は針金で支えればいいや」
ということで、あえなく挫折・・・。
1cmも掘れませんでした。


組立中

重さは気にせず、さっさと組んで行くことに・・・。
レジンの方はバッチリです。
タイヤの下(接地面)を削り、横にパテ盛りしたぐらいです。

メタルのライトと方向指示機のパーツの足(?)が短く
接着が少々不安です。
ライトの方は真鍮線に変えれば良かったかもしれません。

ノテックライトの基部は三角柱のムクですが板状に削ってやりました。
金属板の方が良かったかも・・・。


デッチアップ完了

さて、楽しいデッチアップです!
車外装備品はジャッキ、斧をタミヤ「4号車外装備品セット」から。
(シャベル・ワイヤーカッター・消火器はキットの物にしました。)
ストッパーはエッチングのジャンクパーツから。

ペナントはKfz.13で使わなかったモノ。
車幅確認ポールは0.3mm真鍮線・0.8mmアルミパイプで自作。
先の玉はウェーブの丸リベットのはりあわせです。
バックミラーはエッチングのジャンクパーツ。



方向指示機のガードも0.3mm真鍮線で自作。
排気管も1.6mm真鍮パイプに変えました。
排気管ストッパーは紙。
マッドガードも紙で作り、樹脂系接着剤を塗ってあります。



アンテナ基部は金属板。
アンテナはもう一本増設しました。
(実車写真にありました。スターアンテナ付き車両もあります。)

あと、車内を隠すためにはもう一体、フィギュアが必要ですね。
グンゼの「G−コンバットシリーズ・友軍機接近!」の
座っているフィギュアを持ってきました。


デッチアップ完了

さて、このあとはサフって様子を見ます。
(厚塗りにならないようにエアブラシで)
瞬着のはみ出しや表面処理のヌルイ所をチェックです。
デッチアップ中に瞬着を大量に使っているので
表面はガタガタになっているでしょう・・・。

・・・?

あれ?思いの外きれいでした。(ホントか!?)
と言うわけでいきなり塗装しちゃいました。

下地に錆止めプライマーっぽくハルレッドを吹いて
ダークイエローで基本色。
ダークグリーンで細吹き迷彩です。(タミヤアクリル)

幌やタイヤカバーはアクリルガッシュで。
装備品の木部はアクリルガッシュで白っぽくしてから
タミヤアクリルのオレンジクリアーを塗りました。

マーキングはGDのオートバイ偵察大隊にしました。
写真で見た車両のマーキングを参考にしてますが・・・。
その車両は単色(多分ダークイエロー)でペナント無し
スターアンテナ装備とかなりコレとは違っています。あしからず!

その車両は馬の蹄鉄らしきモノを付けているので
こっちにも付けちゃいました。

今回は大隊本部車両と言うことできれい目に仕上げたいと思います。
墨入れは黒、ドライブラシはバフで軽めにしました。(タミヤエナメル)



タイヤが汚くなったのでタッチアップしたところテカッちゃいました・・・。

このあと、タイヤにはさらにドライブラシをして
パステル粉をブラシしてやりました。(完成写真参照)

フィギュアの方は、顔はアクアオイルカラー「デュオ」を使い
服はアクリルガッシュを使いました。
フィギュアは難しいです・・・。特に顔・・・。


1999年8月


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