"Mammauhto Company" (Porco Rosso) (TOKUMA SYOTEN - Artbox 1/35)
"Fio Piccoro"(Porco Rosso) (TOKUMA SYOTEN - Artbox 1/12)

飛行艇時代



宮崎駿さんの「紅の豚」に出てくる
空賊「マンマユート団」とピッコロ社の設計士「フィオ・ピッコロ」です。

原作はモデルグラフィックス誌に連載されていた
「宮崎駿の雑想ノート」の中の「飛行艇時代」です。
(雑想ノートは大日本絵画より単行本化されています。)

これは雑想ノートの絵から立体化されているようです。


マンマユート団 徳間書店・アートボックス 1/35
フィオ・ピッコロ 徳間書店・アートボックス 1/12

背中に「ヘビーゲージ」さんと原型師さんの刻印があります。
不鮮明のため、どなたかハッキリわかりません。
もとは、ヘビーゲージさんが出していたキットなのかな?

コレはキットというより未塗装完成品のようです。
いくつかのパーツに別れているようですがすべて接着済みです。

マンマユートは下の方にある手すりを真鍮線で作ってやった以外はいじってません。
フィオは整形手術しました。(原型師さん、御免なさい。m(_ _)m)

・右目の位置を少し下げた
・鼻梁を細くした
・鼻を低くした
・唇の左端を上げた
・頬や輪郭を平板にした

元のままでもかわいいんですけど・・・。

台座は木のように見せたかったので
白サフの上から水性ボールペンで木目を描き、
タミヤのアクリルのクリアー系を上塗りしました。
クリアーレッド+クリアーオレンジだと明るすぎたので
クリアーブルーとクリアーグリーンを少々入れて暗くしました。

マンマユートの顔や手袋などはアクアオイルカラー(水性油絵の具)「デュオ」で塗りました。
ブレンディングが出来て良いです。
もっとツヤが出ると思ったんですが、意外とマットになりますね。
水で溶いたせいかな?

服はアクリルガッシュです。
のびが良く、マットな仕上がりで良い感じです。
ただ、塗膜が弱く、やたらに触れません。
水で溶いたせいかな?

機体はグンゼの水溶性アクリルです。
タミヤのエナメルの黒で墨入れ・ウォッシングしてあります。

フィオの顔や髪の毛はタミヤの水溶性アクリル。
目はタミヤのエナメル。
パステルの紅の粉で少々お化粧してあります。
服などはアクリルガッシュ。
ゴーグルのレンズ部分はガッシュの上からグンゼの透明クリアーです。

ガッシュはのびが良く、筆ムラが出にくく、完璧ツヤ消しで良いのですが
隠蔽力が強く、平板な感じになってしまいます。
広い面積の塗りにはエアブラシでグラディをかけた方が良いですね。

デュオはブレンディングしながら塗れるので
小さい面積でグラディをかけたいところにはもってこいです。
ガッシュは乾きが早すぎて(5〜15分ぐらい)ブレンディングにはむかないようです。
(使ってませんがリターダーもあります。コレを使えば出来そうですね)
デュオは1〜2日で乾くそうですのでのんびり作業が出来ます。
(油絵の具は1週間ぐらいかかるそうなのでコレでも早いです。)
ただ、まわりに油(水?)がしみ出てくるので先に使って良く乾燥させた方が良いようです。

1999年2月 完成



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