German demolition vehicles "Sd.Kfz 303 Goliath" (SMA 1/35)

小さな巨人(ゴリアテ)



ドイツの遠隔操縦車輌Sd.Kfz.303・V−Motor「ゴリアテ(巨人)」です。
ドラゴンのキットは電動モーターですが
こちらはエンジンタイプです。



初期型は75kg、後期型は100kgの爆弾を積み
(電動タイプは60kg)
有線リモコン操縦で地雷原や敵陣を爆破します。

電動モーターでは非力だったため、
ツェンダップの703ccオートバイエンジンを搭載したものです。

数々の年越しモデリングを抱えていますが、
新世紀モデリング第一弾は最初から作ろうと思いました。
正月休みと成人式連休で出来そうで、しかもレアな模型にしようと思って
コレを選びましたが・・・思ったほど楽なキットじゃなかったです・・・。
とりかかりは新世紀第一弾ですが完成は一番ではなくなってしまいました。


電動ゴリアテと一緒に


ゴリアテ SMA 1/35 メタルキット
履帯・コードのガイド ドラゴンのゴリアテのもの
その他 真鍮線・真鍮パイプ・アルミパイプ・銅板など




SAMのフルメタルキットです。
弾薬トレーラーや後期型フィールドキッチンなど
おしゃれな小物を出してるメーカーさんです。

良さげなキットを出してるメーカーさんなので期待して作ったんですが・・・。



車体を組んでみたらどうも形が・・・。
車体前面の傾斜が緩すぎるようですし下面が2段になってるのもおかしいようです。
車体後面の下面の傾斜も違うようですし、曲面になってるのもおかしいです。
エポパテを盛って削り出しました。



上面のエアインテーク下のディテールも違うようです。
銅板をかぶせ、真鍮線をさしてそれらしくしました。
エアインテークも銅板をかぶせ、大きめにし
ハセガワの細かい網パーツを入れました。



前面のフック(?)も銅板です。

最終減速機(?)はプラ板で大きめに作り
真鍮線でリベット表現しました。



側面は、四角いパネルが片側が丸っこくなっているので修正し
ネジの位置を修正しました。
トレーラーに取り付ける穴は真鍮パイプで作りかえました。



車体後面はコードが出る穴の位置、形を修正し
蓋がかぶさる形に見えるように銅板をまわりに付けました。
蓋のストッパーはジャンクエッチングです。

上面のエンジン始動用ハンドルは
真鍮パイプ・真鍮線・アルミパイプで作りました。

キットにはエッチングの履帯がついてますが、立体感に乏しいので
ドラゴンのゴリアテから持ってきました。
コードのガイド(バンパーみたいなところ)も
ドラゴンのゴリアテのものです。

キットにはトレーラーもついていますが、やはり形が違うようです。
トレーラーには2種あるそうですが、
前期型はオートバイのタイヤのようなスポーク式で
後期型はSd.Kfz.251の転輪を流用したものだそうです。
アーム(?)の部分のディテールも違うようです。
こういう形のトレーラーもあったのかもしれませんが・・・。
とにかく使わないことにしました。
いずれ251も作りたいと思ってるので、
その時、転輪でも余ったら作ってみたいと思います。

塗装は、グンゼMr.カラーの艦底色を下地に吹き、
アクリルガッシュのグレイッシュベージュを手塗りしました。
はげた感じのムラ塗装にするためです。
墨入れ、ドライブラシは、素材がプラではないので
タミヤエナメルでやってみました。


2001年8月


このページの画像、文章などの無断転載、配布は禁止させていただきます。



最初のページへ