British tank "Mk.IV Male & Female" (Emhar 1/35)

コードネーム”タンク”


Mk.IV Male

Mk.IV Female

第1次大戦のイギリス菱形戦車「マーク4」です。

菱形戦車「マーク1」は実用化された世界最初の戦車
(装甲化された装軌式戦闘車両)です。
元祖「タンク」です。

第1次大戦は機関銃や大砲などの銃器の発達によって
要塞戦・塹壕戦になり膠着状態に陥ってしまったのでした。
ちょっと前の日露戦争の203高地みたいに
攻撃する側が圧倒的に不利になっちゃうんですね。
戦国時代でも攻城戦は4倍の兵力が必要だったとか・・・。

そこで!
戦車の登場です。

「タンク(水槽)」というのはマーク1に付けられた秘匿名称でしたが、
その後、一般的に戦車を指す言葉になりました。
最初の秘匿名称は「WC(ウォーターキャリアー)」だったそうですが・・・
トイレみたいなので変えたそうです。

このマーク4は改良型で、6ポンド砲が、とりまわしのため
短砲身になったくらいで外見上はそれほど変わりません。
(マーク1は、後ろに荷車(?)みたいのを引っ張っていますが・・・。)
6ポンド砲装備がメール(雄型)機関銃装備がフィメール(雌型)です。

装甲は薄く、スピードは遅く、やたらでかく、故障も多く扱いにくかったようですが
数で勝負して活躍したようです。


Mk.IV Male

Mk.IV Female

Mk.IV”Male”&”Female” (Emhar 1/35)

英国のメーカーです。(さすが地元!)
キットの出来はムニャムニャですが・・・。

履帯は、接着可能な軟質プラのようです。
どうせ非可動なら一枚ずつのプラパーツにして欲しいですね・・・。

お気楽素組モデリングで行こうと思いサクサク組んでみました。
部品も少なく半日ほどで組み上がります。(1両)

モールドはムニャムニャですが、
全体的な感じは、なかなかいけてますね〜!

フィメールの方は束柴のっけ用天井フレームをプラ板で作り直し
機銃の銃口を真鍮パイプにかえてやりました。

メールの方は排気管を真鍮線に変えただけです。
天井フレームはとっちゃいました。

塗装は下地にハルレッド、基本はダークグリーン、
ハイライトにディープグリーンです。(タミヤアクリル)

ウォッシング、ドライブラシはアクアオイルカラー「デュオ」を使ってみました。
良い感じです。溶剤がプラを侵さないようなのでバッチリです。

最後にパステル粉でホコリ表現をしました。

コレを使ってディオラマ化したいのですが・・・とりあえず凍結。
(だいぶ前に完成してたのですが、公開は遅くなりました。)
1次大戦の独・英兵のフィギュアはないですか?

1999年9月


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