German tank "PzKpfw VI Ausf E Tiger 1" (Tamiya 1/35)

補給(ティーガー1)



ドイツの6号戦車ティーガー1極初期型です。

第2次大戦中に作られた重戦車です。
強力な88mm砲に分厚い装甲。
まともに戦いたくない相手だったでしょうね。

昔やったゲームの「大戦略2」や「鋼鉄の騎士」、「タンクコープ」などでは、
前面にバンバン押し出せる頼もしいヤツでした。
実戦でもそうだったようです。

番号から言うと5号パンターより大きいのですが、先に作られてます。
旧型のフォルムが残っていて無骨です。
パンター以降のドイツ戦車はT−34の影響を受け新時代の戦車という感じですね。

出来立てのティーガーは、第501、502重戦車大隊に配属されました。
連合軍の物量に悩む北アフリカに501大隊
T−34などの高性能戦車に悩む東部戦線に502大隊が送られました。

個々の戦車は輝かしい戦績をあげたようですが・・・。

今回作ったのはアフリカの501大隊の車両です。
極初期にアフリカに送られた車両の中の1台です。


6号戦車(ティーガー1極初期型)(タミヤ 1/35)
キャタピラ(モデルカステン)
エンジングリル(タミヤ)
フィギュア、猫、砲弾の箱=ドイツ戦車兵砲弾搭載セット(タミヤ)
フィギュア=ドイツ機関銃チーム行軍セット(タミヤ)
ドラム缶=ドイツドラムカンセット(タミヤ)
バケツ=ジェリカンセット(タミヤ)
シート=ティッシュペーパー
真鍮製砲弾(タミヤ)
木製ベース(制作面B5ぐらい)
軽量紙粘土「ふわふわかるーん」
小石(シーナリーバラスト)
砂(重曹)
塗料=タミヤのアクリル系(一部グンゼの水溶性)


中学生の頃(26年前?)ティーガー1初期型を作りました。
その後、改造して後期型にしました。
おかげでティーガー2がつぶれました。
パンターから車長ハッチをとったのでこちらはD型に改造しました。
(どちらも、まだ家にありますがお見せできません。下手くそ・・・)

その頃から考えると信じられないです。
マイナーなアイテムが精密なディテールで・・・。
昔は苦労して改造しましたが、それもまた面白かったですね〜。

今回もディテールアップパーツはほとんど使ってません。
使ったのはカステンのキャタ。
予備も入れて200枚のキャタにセンターガイドを2つずつ接着していきます。
この作業が一番大変でした。
難しいことではないのですが年のせいか忍耐力が・・・。

タミヤのエンジングリルは張り付けるだけ。
ボコボコにへこませました。(楽しい〜)

あとは、ライトの配線を真鍮線で作り
予備履帯のフックをアルミ板から作り
サイドのスカートを切り離し薄く削りました。

昔、買った写真集に、キットのデカールと同じ車両があり、
それを見て、スカートをずらしました。

塗装はレッドブラウンをエッジやシャドー部に吹き
上からダークイエローをちょっと薄めて重ねて吹いてます。

汚しは、グンゼの水性の錆色と黒を混ぜ
水で10倍ぐらいに薄め全体をウォッシング。
この作業でトーンが落ち重みが出てきます。

同じ色でやや濃いめのを墨入れしました。
ドライブラシはタミヤのアクリルのバフです。

さらにパステルの粉で埃っぽくブラッシング。
この作業でツヤ消し感が増します。
キットのウェットデカールを使いましたが
ツヤ消しクリアーを塗り、パステルでブラシする事によって
テカテカ感がほとんど無くなります。

ススはコンテの粉でブラッシングです。

キャタピラは黒鉄色で基本塗装をし、
錆色でウォッシング、シルバーでドライブラシです。
さらにパステルでたっぷり埃っぽくしました。
アフリカなので泥詰めはしませんでしたが、ちょっと物足りない感じです。

A4のベースで製作してましたが、そってしまいました。
はじめて使った紙粘土が水分が多かったせいだと思います。
ベースの素材も良くなかったかも・・・。
もう使いません・・・。

マーダー2で使ったのと同じベースがあったので使うことにしました。
A4だと半端な大きさなので小さくした方が良かったかも・・・?
ベースに小石(シーナリーバラスト)、砂(重曹)をまき
水溶きボンドで固定します。
この後、木製ベースがそってしまいました・・・。
ベースと粘土の間に水を通さない物が必要なようです。
(一つお利口になった。)
ベースの塗装はレッドブラウン・フラットアース・
デザートイエロー・デザートイエロー+フラットホワイトの
順で吹いていきました。

アフリカの501大隊の極初期の写真を見ると
黒の戦車兵の服、フィールドグレイの訓練服、作業服のようです。
ヨーロッパの服装のまま派遣されたのだと思われます。
ここでもフィールドグレイで塗装しました。

フィギュア2体はほぼストレート。
あとは手や頭の付け替え、ズボンを太くしたくらいです。

戦車兵はジャーマングレイを下地にしフィールドグレイを吹きました。
歩兵はレッドブラウンを下地にしデザートイエローです。
微妙に色合いを変えてます。
さらにウォッシング、パステルブラッシングなど色を変えています。

肌色はフラットフレッシュで塗り、日焼け感を出すため
歩兵はクリアーオレンジを薄めて塗り、赤系統のパステルをブラッシング、
戦車兵はパステルブラッシングです。

ネコは冗談でトラにしました。

制作1998年8月頃



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