"Narrow series" (Tsugawa-youkou HOe 1/87? 9mm narrow gauge)

津川洋行の
軽便客車・貨車
をモーター化するぞ!の巻



津川洋行のナローシリーズ(HOe1/87(?)9mmナローゲージ)の
プラ製(車輪は金属)の軽便車輌です。

津川のナローシリーズのうち、これらの車輌は共通のシャーシを使っています。
(そのせいか、プロトと思われる車輌とは寸法が・・・。)

と言うことは、
このシャーシを動力化すれば
ダミーの機関車を押すユーレイ動力車として
いろいろ使えるかも!



ナロー客車板張りタイプ

どこぞの鉱山の人車?って感じの車輌ですが、
側面の窓や扉の感じが頸城のニフに似ています。
頸城のニフはダブルルーフで妻面にドアが無く
側面は鋼板張りですが・・・。
頸城のニフは、元々は青梅鉄道の明治生まれの
マッチ箱客車と呼ばれた木造車輌で、
魚沼鉄道を経て頸城にやってきました。
頸城に来たときはすでにアレだったので
鋼板で補強して荷物車に改造されました。
ナロー客車板張りタイプ(屋根改造)

元車輌はこんな感じだったのかな?ってことで
エバーグリーンの2mmプラ角棒とプラ板で
ダブルルーフに改造してみました。
おぉ!一気にクラシカルな雰囲気に!
手摺は真鍮線です。(他の車輌も)
軽便(ワ)タイプ貨車

ディテールが頸城の「ワ」に似ていますが、
縦横比など寸法が・・・。
軽便車掌室付貨車(ワフ)

ディテールが沼尻の「ワフ」に似ていますが、
縦横比など寸法が・・・。
無蓋貨車Aタイプ

ディテールが沼尻の「セタ」に似ていますが・・・。
大きい・・・。
無蓋貨車Bタイプ

どこぞの鉱山にありそうな無蓋貨車ですね。
プロトは何でしょうか?



客車の屋根にエバグリーンの2mmプラ角棒を
ならべて貼り付け(確か、6本?)、プラパテで整形し、
2mmぐらい大きめに切ったプラ板を貼り付け
ヤスって整形しました。
2mm幅のプラ板を3mmぐらい切り
対角線で直角3角形にして貼り付けプラパテで整形し、
筒状にした紙ヤスリでRをつけました。



動力部は、TOMIXの0439「DT115B2形動力台車(灰色車枠)」に
アルモデルの「アルモーター」を
プラ棒で高さを合わせてつけました。
ゼリー状瞬間接着剤でつけた後
エポキシボンドで補強してあります。

この動力台車は、
Nゲージの割には車輪もホイルベースも大きめです。
これは、単端気動車に使えるかな?
と思って買っておいたのですが、
今回の車輌に合わせてみるとちょっと小さめ・・・。
まっ、コレぐらいいっかってこって使ってみました。



集電ブラシは付いていたモノではなく
0.5mmの真鍮線です。
この状態だと軽すぎるためか走りませんねぇ・・・。

シャーシに取り付け
鉛板を少しずつ重ねていくと・・・だんだん走りが良くなってきました。



で結局こんなんなっちゃいました・・・。
コレじゃ無蓋車にはねぇ・・・。
小さいモーターを使った意味が無いような気が。
(えっ?気のせいじゃない?)

ギア比の関係で速すぎるので
他の非力なモーター車の補助動力車には使えないようです・・・。



塗装はサフを吹いて
クレオスのミスターカラーの艦底色、ジャーマングレー、黒などを吹きました。
部分的に水性の錆色を入れて
アクアオイルカラー「デュオ」をオドレスペトロールで溶いてウォッシング。
タミヤのウェザリングマスターをブラッシング、
部分的にパステル色鉛筆の錆っぽい色でタッチアップしました。




2008年12月


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